主演:トム・クルーズについて

 少し、というよりはかなり人間性に問題のあるトム・クルーズですが、演技やスタントに関しては右に出るものがいないほど卓越している俳優「トム・クルーズ」。そんな彼ですが、最近は俳優として作品に関わることよりも製作や、監督として作品に関わるようなことが徐々に増えてきているような印象を感じます。なんにせよ。SF映画の主役には既に欠かせない存在となっていますし、自身の大人気作品ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコルも「シリーズ最高傑作」と言われるほどの大ヒットを記録しています。

略歴

 ウェールズからの移民であるトーマス・クルーズ・メイポーザーを曾祖父に持ち、その他アイルランド・イングランド・ドイツなどの血を引く両親の間に、ニューヨーク州シラキュース市で誕生しました。両親が12歳のときに離婚したため、経済的に厳しい生活を送っていたそうです。学生時代はレスリングに熱中しますが挫折し、その後演劇に関心を持つようになりました。

俳優としての活動

 青春映画の端役を演じ、その後『卒業白書』において瑞々しい演技を注目され、若手スター候補生《ブラット・パック》のひとりに数えられます。1986年『トップガン』の世界的大ヒットでトップスターの仲間入りを果たし、以降、次々ヒット作に出演し、アクション大作からヒューマンドラマ、社会派作品から作家性の強いアート系作品と、幅広い作品に出演しておりました。

『7月4日に生まれて』と、『ザ・エージェント』においてアカデミー賞主演男優賞に、『マグノリア』では助演男優賞にノミネートされ、名実ともに一流の俳優として、不動の地位を手に入れました。1992年に、長年のビジネスパートナー、ポーラ・ワグナーとともにパラマウント映画内に「クルーズ/ワグナー・プロダクションズ」を設立し、1996年の映画『ミッション:インポッシブル』で初めて映画プロデューサー業にも進出を始めました。

 2004年に映画のプロモーションのため来日し、西武ドームで行われた日本シリーズ・西武ライオンズ対中日ドラゴンズ戦の始球式を務めました。またアテネオリンピックの聖火ランナーを務めました。

 2006年8月、婚約者をめぐる様々なメディアの報道に対して、パラマウント映画は一方的に十四年間に及ぶ契約を打ち切る発表をしています。同月トム・クルーズの持つ映画製作会社「クルーズ・ワグナー・プロダクションズ」に、NFLのワシントン・レッドスキンズのオーナーであるダニエル・スナイダーら投資グループが資金を拠出することになりました。同年11月、ユナイテッド・アーティスツを再興する形でトム・クルーズとポーラ・ワグナーが映画制作を行う事をメトロ・ゴールドウィン・メイヤーが発表しています。またこれは、トム・クルーズのように、闇雲に出演費が増えに増えていく俳優に対するハリウッドの転換期とも言われています。

その後、パラマウント映画を傘下にもっているバイアコムの会長サムナー・レッドストーンは雑誌『ピープル』誌を通し「彼は素晴らしい友人だった。また友人に戻れることを望んでいる」と語りました。また「私は彼を解雇などしていない。メディアがことさら大げさに書きたてたんだ」と『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌に語っていますが、トム・クルーズ本人は、その後も沈黙を貫き通していました。

『オプラ・ウィンフリー・ショー』事件

 いわゆるソファージャンプ事件と呼ばれているトム・クルーズの印象を大きく破壊する原因となった事件のことです。トム・クルーズ自身あらゆるメディアにおいて妻ケイティ・ホームズに対する感情を表現しておりましたが、海外で人気のある『オプラ・ウィンフリー・ショー』という番組において、まるで子供のようにソファーに飛び乗って、ひざまづいて愛の告白をするというエキセントリックな表現を行いお茶の間に失笑を届けております。これに関しては"jumping the shark"というイディオムをもじった"jumping the couch"《ソファーをジャンプする》という言葉が出来るほどで《「誰かが公の場で自分の名声を傷つけるのに十分に極端な形で見境を失う」という意味》実際にアメリカのスラング歴史辞典においても採用され、2005年のスラングオブザイヤーにも選ばれた上、『最終絶叫プラン4』といったコメディー作品などにてパロディの対象として面白おかしく使われてしまっていましています。

 なんでそのような奇行に走ったのかは、まったくもって謎が謎を呼びますが、これが大きな原因となって当時の妻ケイティとは離婚しております。

サイエントロジー

 また、妻ケイティと離婚するきっかけとなったもう一つの要因として、トム・クルーズ自身がどっぷりとハマっている宗教組織があげられるかと思います。それはサイエントロジー教会という宗教法人で一番目の妻、ミミ・ロジャースを通じて関わるようになったとのことでした。トム・クルーズはそのことを、「サイエントロジー、特にL・ロン・ハバードの勉強の技術がディスレクシア《失読症:学習障害の一種で、文字の読み書きに著しい困難を抱える障害》を克服する手助けとなった」と発言しています。

 また、人々をサイエントロジーに導くために、労力を惜しまず活動し、サイエントロジーが素晴らしい宗教組織だという風に喧伝してきたみたいです。実際のサイエントロジーはフランスにおいてはカルト教団と、ドイツではビジネス教団として認識されている宗教法人なのですが、現在に至ってもその活動は熱心に続けているそうです。各国の政治家たちに対してもこのことに関して積極的にロビー活動を行っており、パリ市議会はそのことに関して「トム・クルーズはサイエントロジーのスポークスマンであり闘士だ。今後、トムと関わることは禁止する」と発言しています。

 また「サイエントロジーにはナルコノンと言う唯一成功している薬物リハビリプログラムがあり、それは世界中で統計学上ただ一つ成功しているものだ」などと発言し、精神病患者が薬事治療を受けることに対して、公然と避難する立場をとっているみたいです。

しかし演技は切れ者そのもの

 私生活で色々な問題を抱えるトム・クルーズですが、そんなこんなでインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアに書いている原作者から「役に相応しくない」などと言われてしまっていたりしました。しかし、この発言は後日、週刊誌の広告欄にて撤回され、原作者からの「大絶賛」と「謝罪が載せられる」などと、その演技力は折り紙つきでした。またレインマンでの演技も非常に素晴らしかったと記憶しております。

トム・クルーズ出演作品

  • 1981年 エンドレス・ラブ ビリー
  • 1981年 タップス デヴィッド・ショーン
  • 1983年 爆笑!?恋のABC体験
  • 1983年 Losin' It ウディ 日本劇場未公開
  • 1983年 アウトサイダー スティーヴ
  • 1983年 卒業白書 ジョエル・グッドソン
  • 1983年 トム・クルーズ/栄光の彼方に ステフ 日本劇場未公開
  • 1985年 レジェンド/光と闇の伝説 ジャック
  • 1986年 トップガン マーベリック
  • 1986年 ハスラー2 ビンセント
  • 1988年 カクテル ブライアン・フラナガン
  • 1988年 レインマン チャーリー・バビット
  • 1989年 7月4日に生まれて ロン・コーヴィック
  • 1990年 デイズ・オブ・サンダー コール・トリックル
  • 1992年 遥かなる大地へ ジョセフ
  • 1992年 ア・フュー・グッドメン ダニエル・カフィ
  • 1993年 ザ・ファーム 法律事務所 ミッチ・マクディール
  • 1994年 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア レスタト
  • 1996年 ミッション:インポッシブル イーサン・ハント 兼製作
  • 1996年 ザ・エージェント ジェリー・マグワイア
  • 1999年 アイズ ワイド シャット ビル・ハーフォード
  • 1999年 マグノリア フランク・マッケイ
  • 2000年 M:I-2 イーサン・ハント 兼製作
  • 2001年 バニラ・スカイ デヴィッド 兼製作
  • 2002年 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー 映画版オースティン カメオ出演
  • 2002年 マイノリティ・リポート ジョン・アンダートン
  • 2003年 ラストサムライ ネイサン・オールグレン 兼製作
  • 2004年 コラテラル ビンセント
  • 2005年 宇宙戦争 レイ・フェリエ
  • 2006年 M:I:III イーサン・ハント 兼製作
  • 2007年 大いなる陰謀 ジャスパー・アービング
  • 2008年 トロピック・サンダー/史上最低の作戦 レス・グロスマン ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
  • 2008年 ワルキューレ クラウス・フォン・シュタウフェンベルク 兼製作
  • 2010年 ナイト&デイ ロイ・ミラー
  • 2011年 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル イーサン・ハント 兼製作
  • 2012年 ロック・オブ・エイジズ ステイシー・ジャックス
  • 2012年 アウトロー ジャック・リーチャー 兼製作
  • 2013年 オブリビオン ジャック・ハーパー
  • 2014年 オール・ユー・ニード・イズ・キル ビル・ケイジ
  • 2015年 Mission: Impossible 5 イーサン・ハント 兼製作

プロデュース作品

  • 1998年 ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート 製作
  • 2001年 アザーズ 製作総指揮
  • 2002年 NARC ナーク 製作総指揮
  • 2002年 Hitting It Hard 製作
  • 2003年 ニュースの天才 製作総指揮
  • 2004年 サスペクト・ゼロ 製作
  • 2005年 エリザベスタウン 製作
  • 2006年 Ask the Dust 製作

プロデュース作品もいいのがある!

 ニュースの天才は一時期非常に話題になった作品ですね!  実際にあったアメリカの権威ある政治雑誌での捏造事件を映画化した作品です。これはニューヨーク、アイラブユーなどで知られるヘイデン・クリステンセンなども出演しておりました。

驚くべき映像美! トム・クルーズ主演映画「オブリビオン」とその他トム主演映画を紹介するゼッ!!